弱小ブログだけど週間はてなブログに取り上げられた
みなさんこんにちは。
ちょっとしたご報告ですが、先日書いた記事(英語が読めるのに話せない日本人の不思議 - 文系出身がおくる物理せいかつ)が週間はてなブログに取り上げられましたので一言述べておきます。
これを選定しているのははてなの運営さんなのでしょうか?掲載していただき光栄です。ありがとうございます。
掲載されてからは今までよりも反応を頂いており驚いております。
まぁ、今までは(というか今回も)思いついたことをフラッと書くだけでしたので 反応を期待していたというよりは自分の思いのはけ口のような使い方でブログを書いていましたが、反応があると楽しいものですね。
これからもあまりスタンスを変えるつもりはありませんが、見てくれる人がいるということを頭の片隅においておこうと思います。
ところで、皆さんの中にもはてなブログを書いている方は多いと思います。公式に取り上げられたいと考えている方もいるのではないかと思います。
私は今回狙ったわけではなくホントにたまたま載りました。
また、見ての通りですが無料ブログですが通りました。
運営がどういう基準で記事を選定しているのかはわかりませんが、割と運要素が大きい気がします。
そんなわけで、ブログ運営者の皆さんもうまくやってください。私もボチボチやっていきます。ではでは。
英語が読めるのに話せない日本人の不思議
以前南アフリカ共和国に行ったときの話をしようと思う。
アフリカになじみのない方も多いと思うので少し説明しておく。
最近経済発展が著しい国々の頭文字を取ったBRICsって社会科で習ったことがあるだろう。このsがSouth Africaだ。日本人にとってアフリカってマサイ族的なイメージがありそうだが、南アフリカは先進国とは言わないまでもそこそこインフラが整っている。イギリスの植民地であったこともあり、英語が普通に話されている。
色々あってそんな南アフリカに一人旅に行くことにした。ちなみに私の英語力は英検3級のヘッポコ丸である。
ある日、長距離列車で移動する機会があった。南アフリカの長距離列車は4人用コンパートメント(個室)になっていて、見ず知らずの他人同士で24時間以上部屋を共有する。当然会話が発生するのだが、私はヘッポコ丸なので自己紹介を終えた後は他の3人の会話に入っていけず、窓の外を眺めていた。
これでも一応小学生の時はN●VAで駅前留学していたし、中高は学校で英語教育を受けて大学受験も突破した。
だけど、英語喋れないし彼らが何言ってるか聞き取れないの。
一応ね、彼らが言ってることを脳内で書き起こしてさ、「主語がHeで~動詞はソレで~目的語はよく聞こえなかったけど文脈的にアレで~っていうことはHeはアレをソレしたのか~」とか考えたけども、そうこうしているうちに彼らは既に次の話題どころか次の次の話題に行っている。
そんな私を見かねた一人が、「なんでキミは喋らないんだい?」と聞いてきた。
多くの日本人が答えるように私も「いやぁ、英語は苦手でですねぇ…」と言った。
そしたらプラクティスしろと言ってみんな話し相手になってくれた。
私が躓いた語はgoogle翻訳を使って日本語で提示してくれた。アフリカ人優しすぎ…。
しばらくやり取りするうちに、彼らのうちの一人がiphoneの画面を見ながら止まった。
電波弱いのかな?画面には"social identity"と打ってあった。
とりあえずそのまんま「そーしゃるあいでんてぃてぃー?」
って呟いたら、「うぇっ!?お前英語読めるの!???」とめちゃくちゃビックリされた。こっちからしたらそりゃそうだろと思うんだけど、一般的には会話よりも読み書きの方が難しいのだろう…。とりあえず彼には、多くの日本人は喋るのは下手クソだけど読み書きは大体できるよと言っておいた。
まぁ確かに幼稚園児みたいな喋り方してる奴が突然「社会的アイデンティティ(キリッ」とか言い出したらビックリはするかもしれない。
その後、私が持ち合わせていた日本語の本を見せてあげた。
日本語は全然わかんないね~~と言いながらも、文中に"CERN"という文字を見つけて
「CERNってあのCERNかい?」(CERNというのは欧州にある物理実験施設)
とかいう話になり、そこら辺からちょっと私をオトナ扱いしてくれるようになった気がする。
暇なので列車内をウロウロしていたら隣の部屋のお姉様に話しかけられた。相変わらずタジタジと幼稚園児並みの英語を喋っていると、
「アンタ、英語喋れないのにどうやってここまで来たのヨ?」
となかなかド直球に聞かれた。
「いや、私は英語は喋れないけど読むことはできて、ウェブで予約とかすれば航空券も列車のチケットも取れるんだよ」
的なことを言ったら
「Oh~~!! You're clever boy♪」
と言われました。照れちゃった。
やっぱり喋れないくせに読めるのは結構不思議な感覚なのだろうか…?
あ、思い出しついでにもう一例。
こちらは英語じゃなくて中国語なのだが、中国のとある小さな町でホテルに泊まろうとしたときの話。フロントのおねーちゃんは私に何かを訴えかけているが、彼女は英語は話せず私も中国語を話せない。仕方ないのでペンとメモ帳を差し出して、「書いて」とジェスチャーした。
彼女はメチャメチャ怪訝そうにしながら「你会看中文吗(アンタ中国語読めるの?)」と書いてきた。日本人からしたら同じ漢字文化圏なのだから字を見た方が分かりやすいじゃないかと思うかもしれないが、やはり世界的には喋れない奴が字を読めるのは奇妙なことなのかもしれない…。
そろそろまとめる。
日本では英会話>学校英語みたいな風潮があるような気がしてならない。もちろん英会話ができるに越したことはないが、上記のような経験を通して日本の公教育における英語教育というのは割としっかりしていて、それをきちんとやっておくと意外と世界で通用するんだという考えを持つようになった。中高生の当時は、ネイティブは文法なんて考えながら話してないだろ!とか割と英文法の教育には反発的だったが、自分が誰かに教える立場になったら学校でやってることをキチンとやれというスタンスに変わってきた。
最近私は仕事柄英語の文章を読むことがあるのだが、相変わらずヘッポコ丸なので高校時代の参考書を傍に置いている。読んでて躓いたときにペラっと参考書をめくるとちゃんと関連する文法事項はそれの中で説明してある。高校英語ていうのは割と必要なことは網羅しているんだなぁと日々感心している。英語に不安のある皆さんも、まずは中高の英語を復習してみてはいかが?
ってところでいいですかね(笑)
説教臭いですがこれで終わります!じゃね!
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放送大学卒業生の皆様おめでとうございます
昨今のCOVID-19の影響により、放送大学においても卒業式が中止されてしまいました。放送大学には様々なバックグラウンドの方が在籍しており、それぞれの苦労があったものと思われます。私も昨年まではその中の一人でありましたので、皆様の心情はお察しいたします。そこで、少しばかりではありますが私からもお祝いを申し上げたいと思います。
放送大学は居住地や年齢、職業に関わらず幅広い層に高等教育を提供することを使命として機能しています。基本的には通信制ですから他の学生と交流する機会は少ないですが、会った学生さんは様々な過去を持っておられ、様々な未来を描いていらっしゃいました。勿論私自身も仕事を持ちながら休日返上で放送大学に通っておりましたのでこれがまたなかなか大変でした。放送大学に通わなければもっと休日に家族や友人と過ごす時間が増えたのではないか…趣味に熱中できたのではないか…そんなことも思わなくはないです。
昨年の卒業式において、來生学長はこのようにおっしゃられました。
「放送大学に来るという選択をしたために失われた喜びがある。しかし、それを上回る喜びが学位記取得にはあるのだ。」
と。皆様の手元にはこれから学位記が届くことと思います。その重みは放送大学に行かなかったときにあったはずの喜びと、在学中の努力の重みなのだろうと思います。放送大学を離れても、あるいは放送大学で別分野の学習を始めるのであっても、学位記を得たという自信はいつまでも皆さんを支え続けることでしょう。是非、この先もそれぞれの立場で力を発揮していってください。
最後に、2011年3月に発生した東日本大震災の影響で卒業式が中止になった立教新座高校の卒業生に向けたメッセージをご紹介して終わります。これから大学へ進学する高校生に向けて、大学で何を学ぶべきかを説いた言葉です。皆様ご自身が大学で何を学んできたのかと照らし合わせて読まれるといいと思います。皆さんは放送大学でどんな"海"を見ましたか?
卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ) | 立教新座中学校・高等学校
今週のお題「卒業」
【院試】理系大学院に受かるまで ③放送大学大学院編
みなさんこんにちは。院試受験の体験談を綴るシリーズですが、今回は放送大学大学院についてお話します。ちなみに受験したのは自然環境科学プログラムの修士課程です。プログラムによって倍率など違いますが、自然環境科学に関していえば受ければ受かると思いますので、やりたいと思ってるけど「入試」があるから怖いと思ってる人は受験してみた方がいいと思います。多分いけます。臨床心理は…頑張ってください…。
試験の概要は、一次試験が筆記試験で、二次試験が面接です。私は二次試験の日程が仕事の休みを入れられなかったので一次試験だけ受けて辞退しました。ちなみに一応筆記は合格でした。筆記試験は科目を選択でき、私は物理を解きました。内容は基本的な力学、電磁気、熱力学、量子力学です。あんまり解けなかったけど…。
- 心構えと出願
まず、大学院入試の一般的な話をしておきます。「受験戦争」という言葉をどなたも耳にしたことがあるかとは思いますが、これはあくまで大学の学部一般入試におけるものです。学部の場合は募集人員に対して志願者数が多すぎるので学力試験で優秀な人から順に合格を出します。しかし大学院はこれとは様子が異なります。大学院入試というのは基本的に落とすための試験ではないというか、試験自体にあんまり意味がありません。制度的にやらなきゃいけないからやってるけど実はやらなくてもいいレベルのものです。放送大学の場合はやりませんが、普通大学院受験する際は受け入れ先の研究室の先生と事前に会っておいて、「これからよろしくお願いします」と挨拶をしておきます。そして、建前として入試を受験して合格をもらうという半ば出来レースなのです。大学院入試なんてその程度のものです。何が言いたいかというと、入試があるからと言って過度に恐れる必要はないということです。放送大学は「開かれた大学」です。あなたの興味のあることができそうなら、絶対チャレンジするべきです。多分受かります。
じゃあ何から準備すればいいかというと、とりあえず過去問が公式ホームページ(過去問題一覧 | 放送大学 - BSテレビ・ラジオで学ぶ通信制大学)で公開されているので、それを見て何となくイメージをつけておきます。で、大体6月ごろになると各学習センターで大学院の募集説明会がありますのでそれに参加してください。(もちろん参加できなくてもいいですが、大学院を目指す人が一堂に会するのでライバル意識が芽生えてやる気が出ます!)そこで募集要項がもらえます。あとはしっかり書類をそろえて出願をします。
- 筆記試験対策
試験対策ですが、学部の授業だけでは不十分だし、中間・期末テストの解き直しはしても意味がないのでしなくていいです。院試はマークシートではなく記述式なので、ちゃんと解答を作る練習をするため、市販の演習書で解答を作る練習をしましょう。私は基本的にマセマをやってました。マセマは、レベル的にどうなのよ…と思う方もいるかもしれませんが、放送大学の院試なら十分です。
肌感覚ですが、多分「0点じゃなければ合格」くらいの難易度じゃないかな?と思いますので、0点を取らないような勉強をすればいいと思います。満点を狙う必要はないです。だいたい、2019年度の入学者選抜選考結果を見ると、自然環境プログラムは募集人員60名に対して出願者40名で、この時点で定員割れです。なお、最終合格者は26名です。いやいやめっちゃ厳しいじゃないですか!と思うかもしれませんが、恐らくこれは出願はしたけど何らかの事情で試験を受けられなかった人と準備が十分できずに手も足も出なかった人がいたためだろうと推測しています。この試験は手は出なくても足くらい出れば受かるのです。
面接は受けてないので何とも言えませんが、研究計画とかうまく言えなくても怯むことはないでしょう。どうせ入学後に指導教員と話して決めるので。ただ、勉強ではなく研究したいという熱意を見せておけば何とかなるのではないかと思います。そのためには、自分が関連する分野の先生の論文を一本でも読んでおいてそれに絡めた話をすると、研究ができる人だと思われると思います。
放送大学の大学院を目指す理由は皆さん様々あると思います。皆さんのチャレンジが実を結ぶことを願っています!さぁ、出願を決めたらあなたもこの瞬間から受験生です!合格目指してガンバレ~~!
【放送大学講義レビュー】量子と統計の物理('15)
みなさんこんにちは。今回は放送大学物理学科目3本柱のうちの一つである、専門科目「量子と統計の物理(‘15)」のレビューです。
放送大学には物理3本柱があり、「力と運動の物理」「場と時間空間の物理」「量子と統計の物理」で通常学部で習う「古典力学」「解析力学」「電磁気学」「相対性理論」「量子力学」「統計力学」をカバーしています。その辺の大学生が3年かけてやる内容が3科目に凝縮されているので、相当内容が濃いということは想像に難くないでしょう。しかもこの科目は過去問の解答が公表されていません。
この敷居の高さから、受講に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。しかし、やりようによっては単位修得は不可能ではありません。是非皆さんも、ミクロの世界の門を叩いてみてください。ちなみに私の成績はAでした。
なお、2019年からは「力と運動の物理」が改訂され、米谷先生は降板、後任は松井先生になりました。松井先生の講義は受けたことがないので、どのような感じかはわかりませんが、おそらく残りの2科目も来年、再来年と更新されると思われますので米谷先生の講義で単位を取りたい方は早めに受講する事をお勧めします。
内容は量子力学と統計力学ですね。米谷先生と岸根先生が担当しています。米谷先生は超弦理論方面の方なので議論が抽象的になりがちで、初学者にとっては苦しいかもしれません。しかしいつの日か、「あの時やったのはそーいう事だったのか」と思う日が来ますので、とりあえず耐えてください…。岸根先生は物性の先生で、直感的な理解を助けてくれて、初学者がわかったような気になる授業をしてくれます。
テキストは私にとって行間が広すぎたため、全然式を追うことはできませんでしたが、マセマシリーズを読むことでなんとなくこの科目がやってることがわかったかなという感じです。マセマシリーズは、計算の過程を省略せず丁寧に書いてあるので大学生の間では重宝されています。基礎的な物理や物理数学はカバーされていますので、行間を読むのが苦手な方にはオススメです。
気になる期末試験ですが、米谷先生の方針で過去問の解答が公表されていません。講義で扱ってる内容なんだから解答なんか無くても解けるでしょという事なのでしょう…。幸いにも過去問自体は公表されています。しかも過去問は毎回同じような問題が繰り返し出題される傾向があります。出題のしかたも、「選択肢のうち正しいもの(又は誤っているもの)を一つ選べ」形式です。なのでなんとかテキスト中から答えらしきものを探したり、学期によって選択肢の正誤が変わったりしてるのでそれを見比べたりすることで解答を自分で作りました。それを覚えていけばある程度の点数は取ることができます。
「これでは本当に理解したことにはならない」という方もいらっしゃるでしょうが、どこかで見切らないといつまでも先に進めませんので私はこれはこれでアリだろうと思っています。当然個々が納得できるまでやり込めばいいだけの話ですが…。
いずれにしても、体系的にこの辺の話を雑学ではなく学問としてやってる番組は他に無いはずなので、得るものは多いと思います。皆さんも是非受けてみてください!でわでわ〜〜!
【ミニマリスト】冷蔵庫&電子レンジなしで生きていけるの?
私は今年度転勤で引っ越しをしたのですが、すんごく面倒でした。その上来年また引っ越しの予定がある…。
もう同じ苦労をしたくない…と思いまして、思い切って家財道具を整理することにしました。
そこで目を付けたのは冷蔵庫と電子レンジ。
これさえなければめちゃめちゃ引っ越しが楽。
でも、いきなり手放すのは怖い…
そこで、とりあえずコンセントを抜いてみることにしました。
この状態で半年が経ちましたが、今のところこれで生活できています。
私の場合は
①家の裏にスーパーがある
②北国住まいなので冬ならそもそも室温が冷蔵庫並み
なのでうまくいってるのかなと思っています。
①はかなりのアドバンテージです。冷蔵庫がないと保存ができませんが、スーパーがすぐ近くにあるなら必要なものを必要なだけ必要な時に買いに行けばいいのですから。
②もまたアドバンテージです。私の家の周辺はこんな感じ
なので、窓の外は冷凍庫だし、家の中は冷蔵庫です。また、部屋の温度を低くするために暖房器具を使わずに生活してるので光熱費もかなり安くなりました。
電気代は電灯、パソコン関連、IHヒーター分で、ガス代はシャワー(40℃設定)分です。
北国で暖房なしって大丈夫なのかと思われそうですが、意外と大丈夫です。
ヒートテック2枚重ねで布団かぶってればなんとかなります。
寒くなったら味噌汁を飲むかシャワーを浴びれば温まります。
傍から見ると大変そうですが、慣れてしまえば割と快適です。
メリット・デメリット
・光熱費が安くなる
・引っ越しが楽になる
・よく買い出しに行くのでお金を使いすぎる
・長期保存ができないので食品は使い切れるサイズを買うため単価が高くなる
・夏は生ものを保存できない
光熱費がものすごく安くなるし、引っ越しも業者を呼ばなくてもレンタカーで完結するのでものすごく安くなります。冷蔵庫とか電子レンジって子供の頃から家にあるのが当たり前で、なしで生きるのは無理だという固定観念があると思います。でも、実際なくても生きていけるので、大型家電は手放して身軽な生活に変えてみてはいかがでしょうか?
是非皆さんも、冷蔵庫なし省エネ生活始めてみてくださいね(笑)
【放送大学】学位記授与式に参加しました
みなさんこんにちは。この度、放送大学を卒業することになったため、学位記授与式に参加してきました。その時の感想だとかを少々述べたいと思います。
この日のために放送大学に通っていたわけですから、それはもう感慨深いことこの上ありませんでした。
当日は11:00から式典開始で、私は1時間ほど前に会場入りしました。地方学習センター所属ですし、特に知り合いもいないので一人でした。まぁ、通信制大学ですからね。でも、この会場にいる皆さんが、恐らく自分と同じように何かしら苦労をしながら色々なものを乗り越えてここまで辿り着いた"学友"であると思えば、"独り"ではなかったように思います。
さて、10:30からは学歌斉唱の練習が始まりました。私は学歌が大好きで、よく風呂に入りながら口ずさんだり、辛くなった時に自分を鼓舞するのに聴いたりしていました。私の放大生活と共にあった大切な歌でした。自分でも意外だったのですが、まだ練習ですよ。
式もまだ始まっていないのに涙がこみあげてきて、
全っ然歌えないの(´;ω;`)ウッ…
もう自分でもビックリしちゃって、「あぁ、放送大学って自分にとってものすごく大切なものだったんだな」としみじみ感じました。もうね、イントロで盛り上がっちゃって「あーまたーの…ウッ…」みたいな(笑) 今思い返すと恥ずかしいですね。
式が始まり、まぁなんやかんや進むんですが、学長式辞が始まりました。私は岡部学長時代に入学しており、ご存知の方も多いとは思いますが岡部先生はかなり人望の厚い方でした。それから來生先生に学長が変わりましたね。学生の間ではあんまり心象良くないという話をちらほら聞いたり、単位認定試験に関する解釈問題とかあって若干不安なところはありました。とはいえ、式辞はすんごくしっかりしてました。
人生が有限であるからこそ選択に意味があるのだ。放送大学に来るという選択をしたために失われた喜びがある。しかしそれを上回る喜びが学位記の取得にあるのだ。
というようなことをおっしゃられたときもまた泣いてしまいました。思い返せば、放送大学のために、仕事が休みの日も大学に通い、雀の涙ほどの新卒の給料は学費に消え、家族や友人と過ごす時間をも削り、最終的に仕事も退職するという、よく考えたら失ってきたものがとんでもなくたくさんありました。でも、この学位記取得にはそれを失う以上のベネフィットがあるのだ、大丈夫だ!と思わせてくれる言葉は、私の心に沁みました。
卒業生代表の言葉もありましたが、これまた非常に共感できるもので感激しました。卒業研究報告書を郵送で提出した日の青空が忘れられないとおっしゃっていましたが、本当にあの日の空は綺麗でした。卒業研究は前年度から準備が始まるので2年間、悩み、遅々として進まない自分に苛立ちながらも書き上げた報告書を出せたときの達成感はものすごいものです。
最後の学歌斉唱は泣かずにちゃんと歌い切りました。本当に何度聞いてもいい歌です。毎年大学の窓で学位記授与式の動画が出るたびに、再来年は自分があそこに…来年は…と思っていたのですが、ついに自分の番になったのだなぁと、思いながら歌っていたらあっという間でした。私は再入学するつもりがないので、学歌を皆で歌うというのは人生で最後だろうと思うと寂しいなぁ…とも思います。でも、終わりがあるからこそその時を精一杯生きられるのだろうとも思います。自分で言うのもなんだけど、この日ばかりは自分に「よく頑張ったね、お疲れ様」と言いました。
さて、私は来年からは通学制の大学院に行くことになります。まだまだやることもありますので、過去を振り返るのもほどほどに、そろそろ前へ進まなくてはなりません。皆様におかれましても、お体に気を付けて学業に打ち込んでください。
これからも研究の傍ら放送大学生活や、研究生活についてもちらほら書いていこうと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。