文系出身がおくる物理せいかつ

中学の時に数学や理科が嫌いになり、高校大学と文系に進んだが、大学の時にあることがきっかけで物理に目覚めたとある文系の日記です。興味ある分野は物理のほか、数学、言語、景観工学、観光学、鉄道あたりですのでこの辺りが主なトピックスになりそうですな。

放送大学卒業生の皆様おめでとうございます

 昨今のCOVID-19の影響により、放送大学においても卒業式が中止されてしまいました。放送大学には様々なバックグラウンドの方が在籍しており、それぞれの苦労があったものと思われます。私も昨年まではその中の一人でありましたので、皆様の心情はお察しいたします。そこで、少しばかりではありますが私からもお祝いを申し上げたいと思います。

 

 放送大学は居住地や年齢、職業に関わらず幅広い層に高等教育を提供することを使命として機能しています。基本的には通信制ですから他の学生と交流する機会は少ないですが、会った学生さんは様々な過去を持っておられ、様々な未来を描いていらっしゃいました。勿論私自身も仕事を持ちながら休日返上で放送大学に通っておりましたのでこれがまたなかなか大変でした。放送大学に通わなければもっと休日に家族や友人と過ごす時間が増えたのではないか…趣味に熱中できたのではないか…そんなことも思わなくはないです。

 

 昨年の卒業式において、來生学長はこのようにおっしゃられました。

放送大学に来るという選択をしたために失われた喜びがある。しかし、それを上回る喜びが学位記取得にはあるのだ。」

 

と。皆様の手元にはこれから学位記が届くことと思います。その重みは放送大学に行かなかったときにあったはずの喜びと、在学中の努力の重みなのだろうと思います。放送大学を離れても、あるいは放送大学で別分野の学習を始めるのであっても、学位記を得たという自信はいつまでも皆さんを支え続けることでしょう。是非、この先もそれぞれの立場で力を発揮していってください。

 

 最後に、2011年3月に発生した東日本大震災の影響で卒業式が中止になった立教新座高校の卒業生に向けたメッセージをご紹介して終わります。これから大学へ進学する高校生に向けて、大学で何を学ぶべきかを説いた言葉です。皆様ご自身が大学で何を学んできたのかと照らし合わせて読まれるといいと思います。皆さんは放送大学でどんな"海"を見ましたか?

 

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ) | 立教新座中学校・高等学校

 

今週のお題「卒業」