【院試】理系大学院に受かるまで ② 北海道大学環境科学院編
今回は北海道大学環境科学院の院試対策とかについて語ろうと思います。
そもそもここを受けようと思ったのは、学部の卒研指導の先生と卒業後の進路について話してる時…
先生「卒業後はどうしたいの?」
私「できれば院に行きたいんですけどねぇ〜」
先生「あぁ〜、ウチはもう夏の院試は準備間に合わないだろうし、冬は口頭試問しかないから難しいだろうね。北大の環境科学院なら定員割れしてる専攻もあるらしいけどね」
私「て、定員割れだと…」
という話を聞いたわけです。調べてみると、正確な数値こそ出てこないものの定員割れしてるっぽいことが判明。また、環境科学院は学部がないのでヨソ者でも馴染みやすそうである。この時点で6月末で、願書提出期限は7月中旬、院試は8月中旬です。時間もないので、直ちに出願書類一式を事務にもらいに行き、同時に数名の教員に来年院生受け入れてくれるかの確認メールをした。
一番気になっていた研究室の教官が今年度いっぱいで退官だという返事が来た。まぁ仕方ないが、事前に確認しておいて良かった。もう時間もないのでとりあえず次の候補の研究室に訪問して話を聞きたいとアポを入れておいた。他の研究室からの返事も揃い始め、「専攻が違うと試験内容も変わるのでウチ希望なら夏は間に合わないけど冬に向けて一緒に準備しようか?」とか「ウチは留学生ばっかりだから日本人大歓迎よ」とか色々と情報が集まって来た。時間がないので、訪問にこそ行かなかったけどメール出してて良かった。
で、現状第一希望の研究室に訪問の日が来た。服装は普通の私服で行った。2時間くらい結構ちゃんと話してくれた。院生生活についてとか研究についてとか進路についてとか。「試験対策の話は自分からは多くは語れない」ということで院生にも話を聞かせてもらえた。そちらからは面接で聞かれたこととか試験の感触の話とか結構いいことが聞けた。ちなみに、定員割れしているのは本当らしく、その院生さんも「受けりゃ受かるから大丈夫だ」と言っていた。そして院試の範囲のテキストを借りることができた。やはり訪問しておいて正解だった。
で、具体的な院試対策は、借りたテキスト2冊を1周ずつ読んだり面接の練習を風呂でやったりですね。あんまり勉強らしい勉強もしてないですが、異分野なので面白いなぁと思いながら読んでました。流石に数日前になると「やっぱりこんなんじゃマズいのでは…」と思うようになり過去問解きましたが、解答がないのでモヤモヤしたまま試験を迎えます…。
試験は2日間あり、1日目に英語と専門科目、2日目が面接です。服装どーしようか悩んだ挙句クールビズで行きましたが、1日目はみんな私服でした。ちなみに2日目もクールビズで行きましたが、今度は皆ネクタイ締めてキッチリしてましたね。まぁ、ぶっちゃけ院試で服装なんてどうでもいいとは思いますがね。
で、英語ですが、全然わからん(笑)中学生みたいな英文をいっぱい書いて恥ずかしくなりましたね。まぁ、英語はダメでも事前に提出したIELTSと比べていい方が採用されるっぽいのでどうでもいいっちゃいいのですが…。
専門科目は、3つ必修で1つ選択なのですが、必修は割と書けたものの選択が全然解けず…テキトーなことを用紙いっぱいに書きました…。
2日目の面接ですが、「長机に3人くらい教員がいて対面する感じかな〜」という想像をしていたのですが、全然違いました。教室に専攻の教員全員(10名程度)が適当に座り、受験生は教卓のとこに座る感じでめちゃめちゃ圧迫感ありました。最初は専攻長に色々聞かれたのですが、内容は事前に院生さんに聞いてたのとほぼ同じだったのでスラスラ答えました。まぁ志望動機とかどんな研究したいかとかありふれた内容です。ある程度終わった後、第一希望の教官に質問権バトンタッチしたのですが、「君は研究室に訪問してもらってその時話したから特に聞くことはないね。そういえば選択科目全然出来てなかったね。勉強した?」みたいなことを言われ、ここが一番苦しかったですね。色々と言い訳をして、「まぁ、専門科目のデキはそれなりだったね」みたいなことを言われて終了。ショージキこの面接はかなり不安でしたね。確かにロクに勉強してないので何も言い返せないのが辛かった…
その後1週間くらい悶々としながら合格発表の日。内心「なんだかんだ受かってるやろ〜、万一落ちてたら自信なくすけど…」とか思いながら掲示板を見ると…ちゃんとありました。自分の番号。てかほとんど連番でした。たまに抜けてたけど…。あとでTwitterで大学院の名前検索すると、「落ちた〜」とかっていう書き込みも見かけたので100%受かるわけでもないんやな…と思いつつも一安心でした。
後日合格通知やら大学生協のビラやらが届き、「あぁー何だかんだ言っても一応受かったんやなぁ〜」としみじみ思いました。まぁ、問題は修了できるかどうかなんですけどね。
だいたいこんな感じです。これから院試の皆さん、頑張ってくださいね!